高度化するニーズに応える技術力
世界のメーカーが希望する卓越したデザインをカタチにするには、高い技術力が必要です。年々高度化するニーズに応えながら、納得して喜んでいただく製品を創り出し続けていけるように、創業以来、新しい素材や技術を効果的に取り入れ、精度を高めています。
これからも柔軟な対応力を武器に、より良い技術、より高い品質を追い求め、さらなる努力を続けていきます。
スピーディーかつ正確な商品づくり
私たちの強みの一つは、自社で一貫生産を行っていることが挙げられますが、特に、技術面においては、NCマシニングセンターを量産ラインに組み込み、安定した品質と確実な納期の実現を進めてきました。時間とタイミングが勝負を分けることもあるマーケット事情に対応し、スピーディーかつ正確な商品提供に努めています。
また、金型を作るための工作機械を更新し、精度の高いものづくりができるように力を入れています。金型の技術者のさらなる技術力の向上を図りながら、品質を維持できる体制を堅持しています。
環境に配慮した持続可能な商品づくり
眼鏡のフレームの原料として、現在、世界中で広く使用されているアセテイト樹脂。
当社は業界に先駆けて、1957年頃よりこのアセテイト樹脂による眼鏡フレームを量産化に着手し、さまざまな試行錯誤を繰り返しながら、商品化に成功しました。一方で、昨今では環境に配慮した持続可能な商品づくりも求められています。
その取り組みの一つとして、現在の製造工程では、油を一切使用していません。従来の工法では、一部の工程で油を使うため、毎日廃棄処分を余儀なくされていましたが、油を使わない工程に切り替え、地球環境に配慮しています。
また、当社はアセテイト樹脂の生地から眼鏡フレームを製造してきますが、そのうちフレームに使われる材料は約2割にすぎず、残りの8割はごみとなり、資源として利活用することもなく、廃棄物として処理していました。その総量は年間10トンにも達しました。プラスチックの生産メーカーとして、責任ある行動を取ろうと、現在、プラスチックごみを3分の1に減らす取り組みを試行錯誤で行っています。また、再利用の方法も研究しています。