機械と人の手で
「掛け心地の良さ」を堅持

すべての製品は国内自社工場で生産しています。近年では眼鏡フレーム製造においても完全オートメーション化された工場も増えてきました。一方、当社は「掛け心地の良さ」を確実なものにするため、人の手が加わることの重要性も感じています。
当社の場合、機械工程が全体の約3割、人の手による仕上げが約7割です。機械が優れている工程では専用の機械が担い、人の手でなければ実現できない作業は人の手をかけています。高い品質を維持しながら、効率良く、安定的に、お客様のご要望に応える商品を供給できるように努めています。

機械による確実な工程管理

機械による工程管理

完全オートメーションでは、レンズ計測機をはじめ、素材から切り抜く作業など、機械でなければできない確実な品質の維持、さらには生産量の維持を図っています。具体的には、生地の切断では、一枚の大きな板を眼鏡の大きさに切ります。曲げでは、フレームが顔にフィットするように加工を行い、NCマシニングセンターでは自動でフレームを切り出していきます、その後、バレル研磨機に入れて磨きをかけていきます。

完全にマニュアル化された定期的なメンテナンスをはじめ、急な機器トラブルにも対応できる人材育成など、常にベストな状態で生産できる体制を整え、お客様に安定して商品を供給できるように努めています。

人の培われた感性で仕上げる

人の培われた感性で仕上げる

どんなにすばらしい技術や機械を導入しても、操作し、製品を作り出すのは社員一人一人の手であり、目であり、培われた感性です。品質づくりは人づくりともいえます。眼鏡フレームはさまざまな工程があり、例えば、花パッドをフレームに接着したり、バレル機で研磨できない細かい部分を研磨したりします。仕上げの工程ではレンズを入れながら調整し、最後に検品を行い、細かい傷などがないか厳しい目でチェックします。

かつては職人しかできない技もありました。しかし、持続可能な技術の伝承を考え、「掛け心地」の良いメガネフレームづくりにおける技術のマニュアル化、数値化を図りました。現在では、どの社員も自信を持って製造工程に関わりながら、品質を担保した眼鏡フレームづくりを実現しています。

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