専門スキルの向上
管理職の育成に注力

当社は手作業が全体の6~7割を占めるため、単にものを製造だけでいいという作業ではありません。各部署の一人一人の担当者が責任感を持ち、次の工程に確実につなぐことが求められています。
そのために、改善を目的とした社内研修を月2回行っているほか、社外では、専門職におけるスキル向上を目的とした研修への参加をはじめ、幹部候補には、自主性を持ち、部署内でしっかり伝達できる能力を備えるための研修で経験を積みます。
部署内での信頼の構築と共に、会社の課題解決に向けて一緒に取り組んでいきたいという社員の熱意を大切にしています。

月2回、外部講師から改善研修

外部講師から改善研修

社内では月2回、外部から講師を招待し、工程や品質などの改善を目的とした研修を1日かけて行っています。大手工場で役員を経験した講師から課題をいただいて議論したり、製造に対する考え方や手法などを教授いただいたりしています。

中小企業大学校などで外部研修

中小企業大学校などで外部研修

専門職については、外部の研修に参加し、基礎の習得や専門的なスキルのさらなる向上などを目指しています。
近年では、NCマシニングセンターの稼働に伴い、担当者が操作方法などを学ぶための研修に行き、それまで不明瞭だった箇所をクリアにしてきました。金型部門や設計部門では、技術研修に参加し、スキルアップを図り、社内で共有しながら、全体の技術力向上につなげています。

また、将来の恵那眼鏡工業を担う幹部候補には、中小企業大学校が実施している「工場管理者養成コース」に派遣しています。研修では異業種が集い、相談しながらそれぞれの課題を解消すべく工場のあるべき姿とその実現方法を描いていきます。
研修後は、研修に参加した社員は、これから改善したい項目をまとめ上げ、全社員にプレゼンテーションを行い、フィードバックしてもらいます。その上で、改善内容について、必ず全社員で1カ月かけて、力を合わせて全社的に改善活動に取り組みます。これらの一連の活動を通じて、現場では、信頼される関係性がより築かれていくことを期待しつつ、参加者は自覚が芽生えていくという相乗効果を狙っています。会社としても期待値が高く、本人の熱意と共に成長していける環境を整えています。

そのほかにも、社会情勢における時事問題や世界全体の潮流などを鑑み、各種ハラスメントに関する研修を重ねたり、3S(整理・整頓・清掃)活動の講習をしたり、国連が採択した持続可能な開発目標(SDGs)の講座なども開催しています。

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